住宅用火災警報器をつけましょう!

住宅用火災警報器をつけましょう!

平成23年6月1日からすべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています!

まだ設置されていない住宅には、早急な設置が必要です。

 

 

住宅用火災警報器って?

 火災が発生したときは、目で煙や炎をみたり、鼻で焦げ臭いにおいを感じたり、耳でぱちぱちという音を感じたり・・・と五感によって気づくことがほとんどだと思います。しかし、それだけでは、就寝中や仕切られた部屋などで物事に集中している時などには、火災に気づくのが遅れてしまいます。

 そこで、家庭内での火災の発生をいち早くキャッチし、知らせてくれるのが住宅用火災警報器です。天井や壁に設置することにより煙や熱を感知し、音声やブザーで警報して火災の発生を知らせてくれます。早い段階で火災を発見することができるので、初期消火や119番通報、避難などの対応を早め、被害を最小限に抑えることができます。

 

 

実際どのくらい効果があるの?

 消防庁が実際の住宅火災における被害状況を分析した結果、住宅用火災警報器が設置されている場合と、設置されていない場合で以下のとおりの違い・効果があったことが発表されています。

(※放火、放火の疑いがあるものは除く)

 

死者数 ・・・約半分に減少

令和元年から令和3年までに全国で発生した住宅火災100件当たりの死者数を比較すると、「設置あり」の場合は6.1人、「設置なし」の場合は12.1人で、死者数が半分に減少しています。

 

燃えた面積(焼損床面積) ・・・約4割に減少

令和元年から令和3年までに全国で発生した住宅火災1件あたりの焼損床面積を比較すると、「設置あり」の場合は28.3㎡で、「設置なし」の場合の64.6㎡から約4割に減少しています。

 

損害額 ・・約半分に減少

令和元年から令和3年までに全国で発生した住宅火災1件あたりの損害額を比較すると、「設置あり」の場合は1,755千円で、「設置なし」の場合の3,298千円の約半額となっています。

 

 

設置していて良かった!【事例集】

住宅用火災警報器のお手柄事例集(外部リンク)

▼事例その1

 1階の台所から出火。

 2階で就寝中の居住者が階段の住宅用火災警報器の鳴動に気づき、119番通報し、避難できた。
▼事例その2

 居住者が寝たばこで本当に寝入ってしまい、布団から発煙して寝室の住宅用火災警報器が鳴動。

 目を覚ました居住者が布団を風呂場へ持って行って浴槽の水に浸し、大事に至らなかった。
▼事例その3

 就寝中、掛け布団が電気ストーブに触れて布団が焦げ、寝室の住宅用火災警報器が鳴動。

 目を覚ました居住者が急いで水をかけ、大事には至らなかった。
▼事例その4

 居住者が調理中に就寝してしまい、鍋から発煙し、台所と寝室の住宅用火災警報器が鳴動。

 隣人が警報音と臭いを確認し、119番通報。

 

 

うちは設置しているから大丈夫! ・・・本当に?

せっかく住宅用火災警報器を設置していても、「もしも」の時に作動しなければ意味がありません。

また、実際に火災警報器が作動したらどうなるのかも確認しておきましょう。

 

①定期的に点検しましょう!

定期的に、警報が鳴るかどうかテストしてみましょう。(1ヵ月に1回程度が目安です)
点検方法は、本体のひもを引くものや、ボタンを押して点検できるもの等、機種によって異なりますので、取扱説明書を見て点検方法を確認しておきましょう。

 

②電池は切れていませんか?

乾電池タイプの火災警報器は、電池の交換が必要です。
定期的な作動点検のときに「電池切れかな?」と思ったら、早めに交換することをおすすめします。

また、電池が切れそうになったら、音やランプで交換時期を知らせてくれます。

 

③おおむね10年を目途に、機器を交換しましょう!

機器に交換時期を明記したシールが貼ってあるか、「ピー」という音などで交換時期を知らせます。

その目途がおおむね10年です。
メーカーによって異なりますので、詳しくは取扱説明書を確認してください。

 

④火災警報器が鳴ったらどうすればいい?

鳴っていることに気づいたら、すばやく消火したり、消火できないときには避難して周囲に知らせる必要があります。家庭で火災から命を守るために、警報器が鳴ったときに必要な行動についてもよく確認しておきましょう。

 

●火災のとき
火元を確認し避難してください。119番通報や可能ならば初期消火を行ってください。

 

●火災でないとき
たばこの煙や調理中の湯気、煙の出る殺虫剤などを使用すると警報が鳴ることがあります。
対処方法として、警報音停止ボタンを押す(ひもが付いている場合はひもを引く)か室内を換気すると警報音は止まり通常状態に戻ります。
それでも警報音が止まらない場合はメーカーに問い合わせてください。

 

●電池切れのとき
短い音でピッ・・・ピッ・・・と一定の間隔で鳴る場合は電池切れの注意音です。

(ただし、メーカーによって異なりますので必ず説明書を確認してください。)
電池を新しいものに交換してください。機種によっては機器ごと交換するものがあるため、その場合は新しい警報器に交換してください。(わからない場合は、購入店へ問い合わせてください。)

 

お問い合わせ先

消防局予防課 予防係

電話 0858-29-5126 FAX 0858-29-7750

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